シェアド・コンテンツマーケティングなら、従来のコンテンツマーケティングではタブーとされる自社の商材(製品やサービス)をコンテンツにして配信できます。大切なのはに売り込みにならないこと。メディアプラットフォームのコンテンツに溶け込むネイティブ広告(ネイティブアド)にして、商材(製品やサービス)にまつわるエピソード、導入事例やお客様(利用者)の紹介、利用方法の紹介や提案、イベントなどの案内、新製品や新機能の紹介・・・等など、必要とするお客様に向けたコンテンツにすることで、自然と惹きこむことができます。
主な内容
自社商材(製品やサービス)をコンテンツにして配信する
商材をコンテンツにできるとこんなメリットがある ‐ コンテンツマーケティングのジレンマの解消
シェアドコンテンツマーケティングだと、なぜ、商材をテーマにしたコンテンツ配信が可能なのか?
ネイティブ広告(ネイティブアド)で自然とコンテンツに惹きこむ
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■自社商材(製品やサービス)をコンテンツにして配信する
シェアドコンテンツマーケティングの重要なメリットの一つに、売りたい自社の商材(製品やサービス)そのものをコンテンツにして配信できることが挙げられます。
従来の自社サイトで運営するコンテンツマーケティングでは、商材そのものをコンテンツにすることは、ある意味タブーともされていました。しかし、シェアドコンテンツマーケティングでは、むしろ商材を積極的にコンテンツにして配信することで、これまでのコンテンツマーケティングとは違う、新しい切り口で潜在的な見込客を惹きつけることができます。
これまでのコンテンツマーケティングは、ビジネスブログを書き、自社の商材に関連するノウハウやハウツーなど、ナレッジベースのコンテンツを制作することで、読者の関連知識を増やし、もっと知りたいという欲求を活性化し、自社の商材(製品やサービス)への興味や関心を沸かせるアプローチが取られてきました。商材の売り込みどころか、紹介することすらタブーとするコンテンツマーケティングの考え方すらあります。
確かに、自社メディアサイトで、自社商材を取り上げたコンテンツばかりを次から次へと見せられると、正直ひいてしまいます。もちろん、購入に関する一通りの検討が既に終わっていて、あとは買うか買わないか決めるだけの場合や、あるいはどれを買うか決める段階までに気持ちが高まっているのであれば、製品やサービスの様々な情報をもっとじっくり見たい、というこにもなります。しかし、まだニーズが潜在化していない段階では、商材の紹介情報ばかりでは、たとえ売り込みではないとしても、迷惑でうっとおしいだけです。
売る側としては、早く自社の商材(製品やサービス)を紹介したい、そう思うところですが、読者としては、ニーズが顕在化するどころか、興味関心ですら、そこまで高まっていません。そのギャップを埋めて、製品やサービスへの興味関心を高めてあげるプロセスが、コンテンツマーケティングの重要な役割でもあります。そのプロセスで読者に退かれてしまっては元も子もありません。そのため、読者の知識レベルを引き上げ、理解を深め、商材への興味関心を高めるためのコンテンツで、あくまでも目的は見込客育成(リードナーチャリング)です。早く商材を押したいところですが、お客の方から歩み寄ってくるまで、紹介することはぐっと堪えなければなりません。
シェアドコンテンツマーケティングは、この従来のコンテンツマーケティングの考え方やアプローチを変えてしまったのです。
■商材をコンテンツにできるとこんなメリットがある ‐ コンテンツマーケティングのジレンマの解消
実はコンテンツマーケティングに関する多くの事業者の懸念のほとんどは、はっきりとした成果がでるまでに時間がかかり過ぎるという点に集中しています。その間、コンテンツが受け入れられているのか、自社の製品やサービスの販売に結び付いているのか、明確に評価できるものがなく、途中で打ち切りになることも結構多くあります。実は、コンテンツマーケティングををやていても、経営の立場、あるいは現場からは、「いったいそこで何をやっているのか。何かが起きているのか、あるいは何も起きていないのか、まったくわからない」と言う声も多く聞かれます。そのためか、コンテンツマーケティングで成果が出せない、あるいは成果を感じられない、という事業者は、途中で断念した事業者も含めると、全体の8割以上にもなると言われています。
これは日本の事業者の考え方の違いにも関連しますが、コンテンツマーケティングを販売などに直接(あるいは直接に近い間接)につながるアクションを起こすマーケティングの手法と捉え、コンバージョン(CV)など、明確な効果測定ができなければ、意味がないように捉えられているからです。この点については、コンテンツマーケティングの発祥の地、アメリカの事業者やマーケッターとも大きな認識のズレがあります。アメリカでは、コンバージョンのためのツールではなく、顧客やマーケットとの関係性の維持とブランディング形成と向上の手段として、コンテンツマーケティングが取り入れられています。その延長線上の結果として販売につながる、というのが取り組む多くの事業者の考え方です。つまり、目先の利益のツールではなく、中長期的な関係性、信頼形成やロイヤリティーのためのツールと言う考え方が広く浸透しています。だからこそ、アメリカでは事業者の90%がコンテンツマーケティングに取り組んでいるという現実があります。
日本の事業者もコンテンツマーケティングに関する意識を変える必要があるのかもしれませんね。
ただ、それでもやはり、何か見える成果がないと、誰でも不安になります。少なくとも、自社の製品やサービスだけでも、もっと知ってもらいたい、早く紹介したい、そう考えるのも事業者としてはむしろ当然です。
シェアドコンテンツマーケティングは、商材(製品やサービス)そのものをコンテンツにして配信できるので、「自社の製品やサービスを紹介している」、「自社の製品やサービスを案内している」という認識をハッキリと持つことができます。また、「読者が自社の製品やサービスを見ている、知ってくれている」という前提にも立てます。不思議なのですが、この事だけでも、事業者のコンテンツマーケティングに対する懸念、疑問や不安の解消に役立ちます。自社商材を紹介することで、安心感も生まれ、モチベーションもキープしやすくなります。
その他にもメリットがあります。
そこで、商材(製品やサービス)をコンテンツにできることで、どんなメリットがあるかをポイントにしてみます。これらは、シェアドコンテンツマーケティングを行う上でのメリットでもあります。
自社商材(製品やサービス)を切り口にして集まる流入を確保できる
既に商材(製品やサービス)を知っているので、問い合わせの時や案件化した場合でもスムースに対応できる
コンテンツを通して自社商材(製品やサービス)をホームページ訪問者以外の多くの人に紹介できる
コンテンツを通して自社商材(製品やサービス)をホームページ訪問者以外の多くの人に認知してもらえる
共有化したプラットフォームのコンテンツとして紹介するので、比較的スムースに商材(製品やサービス)を受け入れてもらえる
商材(製品やサービス)のコンテンツを切り口にビジネスブログ(ノウハウやハウツーなどナレッジベース)のコンテンツへの動線ができるので、よりナーチャリングの効果が高まる(コンテンツマーケティングと併称している場合)
ビジネスブログ(ノウハウやハウツーなどナレッジベース)のコンテンツと商材(製品やサービス)のコンテンツを回遊することでりナーチャリングの効果が高まる(コンテンツマーケティングと併称している場合)
より確度の高い案件化が期待できる
■シェアドコンテンツマーケティングだと、なぜ、商材をテーマにしたコンテンツ配信が可能なのか?
原則的には、コンテンツマーケティングでは商材(製品やサービス)のコンテンツはタブーとされています。おそらく、商材にしたところで、よほど計算してうまく作り込まなに限り、成果を上げられないばかりか、多くの読者を逃がしてしまう結果になります。
既にお話した通り、自社サイトで商材(製品やサービス)ばかり見せられても、読者にとってはうっとおしいだけです。
シェアドコンテンツマーケティングでは、なぜ、商材(製品やサービス)をテーマにしたコンテンツでも大丈夫なのか、そこには理由があります。それどころか、むしろそのようなコンテンツの方が受け入れられられるです。
読者は初めから各社の商材(製品やサービス)を紹介しているサイトと認識している
共通のメディアプラットフォームなので売り込まれるという心理的警戒心が低くなる
コンテンツ配信なので読者にとっての違和感や抵抗感が少ない
ネイティブ広告(ネイティブアド)なのでサイトのデザイン、体裁、コンテンツと遜色なく受け入れられる
商材(製品やサービス)のことをダイレクトに知りたい読者も多く存在する
一社だけではなく各社取り扱うサイトならむしろ商材(製品やサービス)の紹介を歓迎する
他の読者(会員/メンバー)やコンテンツ発信事業者とインタラクティブな交流ができる
こんなことが理由としてあげられます。つまり、従来の自社サイトでの専用コンテンツマーケティングでは、読者に敬遠されがちな商材(商品やサービス)のコンテンツが、各社共有型のメディアプラットフォームになることで、むしろ受け入れられ、歓迎される環境が整います。
●読者は初めから各社の商材(製品やサービス)を紹介しているサイトと認識している
一社専用自社サイトでは、読者はノウハウやハウツーなど知識をベースとする(ナレッジベースの)コンテンツを期待しています。そのためその期待を裏切るコンテンツでは読者を失望させます。しかし、複数社がコンテンツを配信するシェアドコンテンツマーケティングでは、読者も各社の商材(製品やサービス)のコンテンツサイトであること理解した上でサイトを利用します。そんなコンテンツを見たいと思ってサイトを利用しています。
●共通のメディアプラットフォームなので売り込まれるという心理的警戒心が低くなる
不思議ですが、一社の専用サイトだと読み手の警戒心が強い場合があります。そんな環境で商材をコンテンツにすると、売り込まれることがなくても、売り込まれるのではないか、何か裏があるのではないか・・・など、警戒する心理が働くことがあります。複数社の商材が紹介されるサイトの場合、ポータルサイトなど情報サイトのように、気軽に見れるという心理になり、商材のコンテンツでも比較的自然に受け入れられます。
●コンテンツ配信なので読者にとっての違和感や抵抗感が少ない
前記2つを前提に読者はサイトを利用しています。その上で、そもそも記事自体も売り込みではありません。商材(製品やサービス)にまつわるエピソード、導入事例やお客様(利用者)の紹介、利用方法の紹介や提案、イベントなどの案内、新製品や新機能の紹介・・・等など、コンテンツ形式のものなので、読者の違和感や抵抗感は少なくなります。
●ネイティブ広告(ネイティブアド)なのでサイトのデザイン、体裁、コンテンツと遜色なく受け入れられる
ネイティブ広告(ネイティブアド)にすることで、事業者のコンテンツも、メディアプラットフォームのデザインや体裁、機能、使い方、イメージ、メディアコンテンツや趣旨などに溶け込み、融合しますので、サイト全体の雰囲気からも、何か不自然なものを読まされているという感覚にはなりません。
●商材(製品やサービス)のことをダイレクトに知りたい読者も多く存在する
各種調査でも明らかですが、実は製品やサービスの情報を手軽に知りたいと人も多くいます。残念ながら、このニーズは従来のコンテンツマーケティングでは満たすことができません。
●一社だけではなく各社取り扱うサイトならむしろ商材(製品やサービス)の紹介を歓迎する
製品やサービスの情報が欲しい人も多くいますが、さらに各社の情報が見れるサイトならより歓迎されれます。従来のコンテンツマーケティングは一社の専用サイトのなので、情報が偏ってしまいます。また、シェアドコンテンツマーケティングでのコンテンツへのアクセスは、検索エンジンから各社コンテンツへの流入と、まずはメディアサイト(プラットフォーム)を訪れコンテンツを探す流入の、2つに大きく分けられます。特に後者の場合、多くの情報を見たいという利用者も多くいます。共通型のメディアプラットフォームの場合、一度に多くの情報を見たいというニーズにも応えられます。
●他の読者(会員/メンバー)やコンテンツ発信事業者とインタラクティブな交流ができる
商材のコンテンツが受け入れられる直接の要因ではありませんが、シェアドコンテンツマーケティングの多くは、FacebookやTwitterなどのSNSのように、読者(会員やメンバー)間の相互の交流(フォラム)ができます。こういう環境が整っていることが、読者の様々な心理的な障害を軽減し、間接的に商材(製品やサービス)のコンテンツを受け入れやすい雰囲気づくりに貢献しています。
■ネイティブ広告(ネイティブアド)で自然とコンテンツに惹きこむ
シェアドコンテンツマーケティングの場合、各社が共有のメディアプラットフォームでコンテンツを配信するため、メディア自体が何のためのサイトなのか、予めデザインされています。
配信できるコンテンツもメディアの趣旨や目的に沿った内容でなければなりません。つまり、メディアサイト全体で事業者のコンテンツが利用者(読者)に違和感なく自然に受け入れらるように作られています。当然、利用者(読者)も、メディアに則したターゲットを想定していますので、同様な興味関心、ニーズ、あるいは悩みや疑問、不安や不満、課題や問題を抱える人が必然と集まります。
そのメディアで配信される各事業者のコンテンツは、全てメディアサイトのフォーマットやデザインとも統一性を保っていて、利用者(読者)にとっての機能や使い方も、サイトそのものの使い方と変わりありません。サイトに融合する自然な形のネイティブ広告(ネイティブアド)として配信されます。
サイト利用者(読者)にとり違和感なくごく普通にコンテンツに惹きこみ、入り込める配慮がされているのも、シェアドコンテンツマーケティングの特徴であり、大きなメリットです。
ネイティブ広告(ネイティブアド)向けのコンテンツの作り方については、また、別の記事で紹介します。
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