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  • 執筆者の写真松本 啓嗣

『シェアド・コンテンツマーケティング(34)』マーケターは不要?誰でもできるコンテンツマーケティング。


コンテンツマーケティングに取り組み時に社内で必ず議論されるのは、「誰がやるか」と言うい話。当然、誰でもできるというわけではなく、必要に応じてチームを結成したり、適材適所の人員の配置も考える必要があります。マーケターという存在が必要です。これでは、スモールビジネスにはかなり高いハードルとなります。そこで、シェアド・コンテンツマーケティング(SCM)に取り組むにはどんな人材が必要なのか、今回はシェアド・コンテンツマーケティング(SCM)の「人材」について考えていみたたいと思います。


シェアドコンテンツメディア①:短期間で成果を上げるマーケティングの融合

主な内容

  • コンテンツマーケティングの課題は人材にある

  • 特別な人材を必要とせず、コストもかけないコンテンツマーケティングが急務

  • マーケターを必要としないコンテンツマーケティング

◇◇◇◇◇◇◇

■コンテンツマーケティングの課題は人材にある

従来のコンテンツマーケティングは自社のサイトを構築し、そのサイトを育て、サイトのコンテンツを通してブランド認知を図っていく、長い道のりがあります。当然、コンテンツの質が求めれます。良質なコンテンツでなければ、サイトは育ちません。しかし、それだけではなく、コンテンツの量も必要です。つまり、良質なコンテンツを継続して作成し、配信し続けなければ、成功しません。

それはマーケターの仕事でもあり、クリエイターの仕事でもあります。

そこにはそれなりの人員の配置が必要です。誰でもできるというものではありません。

よく考えてみて下さい。もし、コンテンツマーケティングを始めるとしたら、どんな人が必要ですか?

コンテンツマーケティングは、会社のブランド認知を確立するための重要な仕事です。ある意味、コアな業務とも言えます。

  • ブランディングの方針や会社のミッションをしっかりと理解している

  • マーケティングに精通している

  • 顧客に精通している

  • 自社商材に精通している

  • マーケティングのテクニカル(技術的)な知識やスキルを保有している(SEO、SNS、webライティング、コピーライティングなど)

  • ウェブデザイン、制作に精通している(HTML、CSSなど)

  • ウェブ解析ができる

・・・等々、ざっと挙げてみるだけも、これだけの知識やスキル、経験などが必要となります。場合によってはそれなりのトレーニングも必要になり、どんな事業者でも、そう簡単にできるものではないということが、お分かりになるのではないでしょうか?

従来のコンテンツマーケティングで成果を出している事業者の多くは、月に30万円以上のコストをかけています。その多くは月に50万円~100万円を投じています。年間換算で600万円~1200万円です。中には月に500万円以上の費用をかけている事業者もいます。しかし、冷静になって考えてみると、成功させるには、やはりこれだけの投資が必要です。それだけの取り組みがあってこそ、成果が上げられるマーケティングの施策と理解する必要があります。

従来のコンテンツマーケティングの課題は人材の確保です。そしてそれは、そのままコストにも直結します。

コンテンツマーケティングこそ、全ての事業者、特にスモールビジネスこそが取り組むべきものなのですが、これではそう簡単に取り組めるものではありません。大きな矛盾を抱えたマーケティングの施策です。多くの事業者が成果を出せずにいるのはそのためです。

発想の転換が必要です。

 

■特別な人材を必要とせず、コストもかけないコンテンツマーケティングが急務

資金などリソースが限られたスモールビジネスの事業者がコンテンツマーケティングに取り組む場合、もし、それなりのお金も人材も確保できないのであれば、経済的成果を度外視し、継続することだけに注力する取り組み方が必要です。それだけの発想の転換が必要です。同時に事業者としての体力と忍耐も必要です。

しかし、事業を営む以上、完全に経済性を無視することはできません。どこかで経済的効果につながる施策を行う必要があります。

むしろ、スモールビジネスの事業者にとっては、そちらこそ、急務ではないでしょうか?

特別な人材を必要とせずに、コストもかけずにコンテンツマーケティングを行う方法です。

 

■マーケターを必要としないコンテンツマーケティング

シェアド・コンテンツマーケティング(SCM)には特別な人材を必要としません。つまり、新たなコストをかけずにできるコンテンツマーケティングです。

マーケターは不要です。

クリエイターも不要です。

会社のこと、取り扱う商材のことを理解していれば、ビジネスマン(ウーマン)としてのコモンセンス(常識)があれば、誰にでも取り組めます。情報・・・自社のニュースや話題を提供する仕事なので、もちろん、センスがあるほうがいいでしょう。しかし、それも常識と良識の範囲です。

実は、人手が少なく、小さな組織であるスモールビジネスの事業者だからこそ、シェアド・コンテンツマーケティング(SCM)は向いているとも言えます。

当然、トレーニングをする余裕もなく、外注もできません。しかし、メリットはみんながトップ(或いは中枢)に近い場所にいるということです。会社の方針やミッションがよりストレートにダイレクトに伝わります。余計な打ち合わせや会議などを極力排除して、裁量がある自由な取り組みの中で行うことも可能です。それでも会社の方針やミッションはコンテンツを作成するものにしっかりと伝わります。

もちろん、トップ自らが行っても構いません。一人事業者でもできる仕事です。むしろ一人事業者のマーケティングにも向いています。

次回の記事では、具体的な業務の内容を、従来のコンテンツマーケティングとの比較を通して、もう少し具体的に見ていきます。

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