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  • 執筆者の写真松本 啓嗣

『シェアド・コンテンツマーケティング(13)』コンテンツを作成するヒント。アイデアを伝えるコツはSUCCESSにある。


コンテンツマーケティングに取り組む多くの事業者がいずれ頭を抱えるのが、コンテンツの制作です。特に、何かメッセージ性を打ち出し、読者にアピールしたいとき、どうやったら効果的に読者の心に刺さり、心を動かし、行動を起こしてもらえるかは、コンテンツの作り方にも大きく左右されます。そこで、今回は番外編として、「アイデアを伝える力」についてお話します。その鍵は「SUCCESS」(サクセス/成功)に隠されています。


シェアドコンテンツメディア①:短期間で成果を上げるマーケティングの融合

主な内容

  • 人を動かし、世の中も動かす凄いアイデアの仕組みがある

  • コンテンツに必要なのはwebライティング

◇◇◇◇◇◇◇

■人を動かし、世の中も動かす凄いアイデアの仕組みがある

どんな分野であれ、文章を書く人であれば、必ずぶち当たる壁があります。

それは、どうやって自分のアイデアをメッセージして相手に届け、その人を動かすことができるか、ということです。特にマーケティングのメッセージを伝えるセールスライティングに関わる場合は、しっかりと相手を動かすことまでを想定して、文章を作ることが求められます。

ただし、コンテンツマーケティングに取り組む上で大切なのは、文章の書き方そのものではなく、むしろ、コンテンツの作り方にあります。シナリオや戦略を練る枠組みについての考え方です。

そこで、今回は日経BP社から出版されているある一冊の本についてご紹介します。誰かに自分(たち)のアイデアをメッセージとして届け、相手を動かす仕事に就く人には必読の1冊となる本です。特にコンテンツマーケティングに取り組むのであれば、この本を何度も読み返し、そのアイデアをいつでも頭の片隅に置いておければ、行き詰ったときの突破口を見つけるキッカケにもなるはずです。その一冊は

です。


この本を読んでいるかどうかはわかりませんが、世の中で成功しているマーケティンやプロモーションの数々は、全てこの本で解き明かされていることがベースになっている、あるいはすべて当てはまっていると言っても過言ではありません。まさに「人を動かし、世の中を動かす凄いアイデアの仕組み」を解き明かした一冊です。

この記事では、本の内容を詳しくお伝えできませんので、詳細はさておき、本の中でキーワードとなるフレーズを紹介します。

「人を動かし、世の中を動かす」キーワードです。

それは・・・

SUCCESs

つまり、成功(サクセス)という単語に表されています。

実は、この頭文字をとってフレーズにしています。見やすいように、この『SUCCESs』を縦にしてみます。次の通りです。

 

Simple

→ 簡単である

Unexpected

→ 意外性がある

Concrete

→ 具体的で明確である

Credentialed

→ 信頼性がある

Emotional

→ 感情に訴える

Story

→ ストーリ性、物語がある

※ 本来「サクセス」のスペルは 『SUCCESS』と綴り、最後の「S」は2つです)

 

つまり、人の心や、世の中を動かすアイデアの秘密は

  • 簡単である

  • 意外性がある

  • 具体的で明確である

  • 信頼性がある

  • 感情に訴える

  • ストーリ性、物語がある

6つのキーワードに秘められています。

特に経営者やマーケティング、営業やコミュケーションなどの仕事に携わる人にはお勧めの1冊です。

ご興味がある方は、ぜひ、ご購読ください。

↓ ↓ ↓

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この『SUCCES』のフレーズに秘められたキーワードを念頭において、アイデアを伝えるメッセージすることを心掛けると、より伝わる文章にすることができるでしょう。

また、この「SUCCSs」というアイデアは、コンテンツマーケティングやセールスライティングだけでなく、相手を動かす必要がある、あらゆる場面で有効です。社内のプレゼンや資金調達、多くの人の賛同が必要となる時など、このアイデアを知っているかいないかで、相手への説得力も大きく変わってくるはずです。

 

■コンテンツに必要なのはwebライティング

さて、コンテンツマーケティングに必要なライティングはwebライティングです。

もちろん文章力も必要ですが、どちらかというと、書き方のコツを掴めば誰でも書けるテクニカルな要素が多分に含まれています。小説や論文とも違う、マーケティングやセールスのためのライティングです。もともとはアメリカのビジネスライティングがベースになっています。

webライティングの基本は4つです。

  • ウェブの文章はじっくり読まれることはないとの前提に立つこと

  • とにかくよりシンプルに、まずは結論を先に見せること

  • 1記事1テーマ、1セクション1スモールテーマ、1パラグラフ1ポイントが原則

  • webライティングの基本構成を知る

詳細は本サイトの以下の記事をお読みください。

また、以下の記事も合わせてお読み頂けると、より理解も深まるかと思います。

コンテンツマーケティングの場合は、ライティングそのものは、日本語を書く基本的な能力さえあれば、コツを掴めば誰にも書けるものです。回数をこなせばある程度慣れもあり、文量もこなせるようになります。

しかし、問題はコンテンツの企画です。どんなコンセプトで何をコンテンツにするか。また、サイト全体の構成として、そのコンテンツをどう伝え、読者にどんな行動を取ってもらいたいか、など、この枠組みを作る方が、むしろ大切で、実は難しいかもしれません。この枠組みがあまく途中でブレてくると、コンテンツ(記事)が書けない、という事態にもなります。つまり、文章が書けないのではなく、コンテンツが作れないのです。

そこで、ご紹介した一冊「アイデアのちから」(チップハース + ダン・ハース 共著)/(飯岡美紀 訳)/(出版:日経BP社)が役に立ちます。

この本は、具体的な文章の書き方のテクニックを教えるものではありません。本の中では多くの具体例なエピソードも登場しますが、ステップ1、ステップ2というような具体的なハウツーではなく、どちらかというと考え方や概念、発想としてのアイデアの伝え方を知ることで、実際の場面で適用、応用していくためのものです。

「どうしたら、自分のアイデアを相手の記憶や心に焼き付け、動かす(賛同者や支持者を得る)ことができるか」、その枠組みを作る上でのプロセスやシナリオの組み立て方とも言えます。この考え方(発想や概念)を理解し、コンテンツ作りに反映することで、webライティング(文章)がより読者に刺さる内容にもなります。

webライティング自体はハウツーですので、日本語が書ければ誰にでも書けます。慣れてくればより洒落た表現や洗練された文章も書けるようになります。

しかし、コンテンツマーケティングは事業者としてのマーケティングの戦略でもあります。文章を書くだけではありません。コンテンツをベースとした、マーケティング戦略を組み立て実行するものです。そのベースとして、『SUCCESs』の考え方もしかりと押さえて持っておけば、自社のマーケティングをより成功に近づける上でも大いに役立つはずです。

Good luck!!


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