PRブログの拡散なら欠かせないのがFacebookとTwitter。世界中の多くのブロガーが、実際にFacebookやTwitterを活用してブログを拡散しています。でもこの2つ、実際にどっちが拡散に向いているのでしょうか?この疑問に答えるのは、少々無謀とも思えますが、マーケの得ダネとしては、是非とも答えを見いだしてみたいと思い、立ち向かってみました。
主な内容
拡散とはなにか?
Facebookの特徴
Twitterの特徴
両者の評価
で、軍配は?
◇◇◇◇◇◇◇
■拡散とはなにか?
拡散と書くと、皆さんがよく想像されるのは、2次、3次的に、鼠算式に広がっていくさまだと思います。確かに影響力の人やコメントは、そのように広がっていくこともありますが、多くの場合、フォロワーや友達の中で読まれることがほとんどですので、著名人であっても、無名の人であっても、どこまで拡散するかは、どれだけ多くのフォロワーやユーザーがいるかで決まるとも言えます。つまり、実際のところ二次拡散はかなり限定的になります。
そういう意味では、最も正しい拡散方法は一次拡散ということであり、そのためには自身のフォロワーや友達を増やすことが、まずはやるべきことと言えます。
このことを念頭に入れた上で、FacebookとTwitterの拡散力を見てみましょう
まずは拡散の定義は以下の通りとします。
1次拡散:
自分自身の投稿
2次拡散:
投稿を見た人による2次的拡散。3次拡散以降は全て2次拡散とします。
■Facebookの特徴
まず初めにFacebookの特徴を考えてみましょう。あくまでもマーケの得ダネの考え方です。みなさまには、また違った見方があるかと思います。
原則実名なので、本当の知り合いも多い。
比較的長めの投稿も多く見受けられる。また長い投稿でも大丈夫。
ファンや仲間を囲い込むという感覚、あるいは利用の仕方が多い。
自分情報の発信が多い(日記、思い出、主張など・・・)。
アクティブユーザーが6割弱なので、休眠中になる友達も多くいそう。
写真など画像投稿がほとんどである。
動画投稿の反応はすこぶる高い。
テキスト投稿の反応は極端に低くなる。
ビジネス目的の投稿は敬遠されがち。
時に過去の投稿に関する反応もある。
友達間での共有がほとんどである。
長い投稿でも大丈夫なので、伝えたいことをしっかり伝えらえれる。(どう伝わるかは別ですが・・・)
比較的長く滞在して利用しているユーザーが多そうだ。
広告が目立つ。(良く捉えれば、広告がヒットされやすいと言えるが、悪く捉えると、うっとうしく思う人も多いとも言える)。
みなさんの感じ方はどうでしょうか?
■Twitterの特徴
それでは、同様にTwitterについても考えてみましょう。繰り返しですが、これはあくまでもマーケの得ダネの考え方です。みなさんには、また別の見方、感じ方があるかと思います。
さすがツイッター(呟き)と名付けただけあり、本当によくわからない、意味不明な投稿が多い。
タイムラインの流れが速いので、じっくりと投稿を読むことはあまりなく、感覚的に反応するという感じなる。
広告もさほどきにならない。
多くの投稿は広告でなくても宣伝目的が多い。
時に何か投稿で盛り上がることがある。(煽り、炎上も起こりやすい)
何か本当に困ったときに投稿すると、直ぐにいろいろな情報を返信してくれることが多い。
話題性やニュースなどの配信に向いている
文字数制限があるので、真意を伝えるというより、何かに誘導する目的が多い。
拡散する時の速度は速い。
拡散する時は友達なのどに限定されず、広範囲である。
一時的な反応に留まる。効果が持続しない。
コメントにはテンポやリズムのような感覚が必要。
こうして改めて考えてみるだけも、両者は全く違った特徴を持ったSNSですね。
■両者の評価
2つの特徴を見てみるとよくわかることがありました。
まず、Facebookは1次拡散向けです。つまり、自分発信の情報を「友達」や「友達の友達」、あるいは「公開」など、公開する範囲の相手に、1次的にしっかりと届けるメディアと言えます。その中でも、やはり関係性が強い相手に向けての情報発信に向いています。友達であれ、グループやコミュニティであれ、関係性の強い相手に向けで、しっかりとメッセージを届けることを目的にすると、効果的に活用できそうです。ただし、2次拡散にはそれほど効果を期待することはできません。
次にTwitterですが、こちらはFacebookと比べても情報の共有や拡散がされやすいと言えます。目に留まった人が、その情報を有益(あるいは面白いなど・・・)と思ってもらえた時には、リツイートされ拡散されます。また、そのスピードもかなり速いと言えます。関係性を築いて仲間同士で情報を交換する利用方法もありますが、やはり拡散力を最大限に活用する方がいいでしょう。ただし、Facebookのように実感できる関係性はあまりなく、情報が拡散されたとしても、実際にどのくらいの興味関心を持ってもらえているかは不明です。それほど期待できるレベルでないことも多くあります。とりあえず反応している、そんなユーザーも多いようです。
■で、軍配は?
それでは軍配はどちらに上がるのでしょう?Facebook?それともTwitter?
しっかりと相手を見据えてメッセージを届けたいのであれば、断然Facebookです。比較的濃い関係性を築きやすいメディアです。ただし、情報の2次拡散はあまり期待しない方がいいでしょう。相手次第です。まずは、関係性の強い友達作りから始めるといいでしょう。
広く早くメッセージを届けたいのであれば、拡散力が比較的強いTwitterと言えます。しかし、本当のところのユーザーの関心度には疑問も残ります。情報は拡散されても、それほど強い関心を持ってもらえているとは思えません。広く浅くと言えるのかもしれません。
で、軍配は
„
使い分けて引き分け
”
です!
実際のところ、マーケの得ダネでは、この両者は、ブログの拡散やPRには不可欠と考えています。それぞれのメディアの特性はあるにしても、PRブログを公開したときには、必ず、FacebookとTwitterには投稿(1次拡散)し、より多くの人にブログを認知してもらえるようにして下さい。間違いなくブランド認知の効果は高まります。
Comments