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執筆者の写真松本 啓嗣

『シェアド・コンテンツマーケティング(30)』拡散するなら Facebook vs. Twitter 軍配はどっち?


PRブログの拡散なら欠かせないのがFacebookとTwitter。世界中の多くのブロガーが、実際にFacebookやTwitterを活用してブログを拡散しています。でもこの2つ、実際にどっちが拡散に向いているのでしょうか?この疑問に答えるのは、少々無謀とも思えますが、マーケの得ダネとしては、是非とも答えを見いだしてみたいと思い、立ち向かってみました。


シェアドコンテンツメディア①:短期間で成果を上げるマーケティングの融合

主な内容

  • 拡散とはなにか?

  • Facebookの特徴

  • Twitterの特徴

  • 両者の評価

  • で、軍配は?

◇◇◇◇◇◇◇

■拡散とはなにか?

拡散と書くと、皆さんがよく想像されるのは、2次、3次的に、鼠算式に広がっていくさまだと思います。確かに影響力の人やコメントは、そのように広がっていくこともありますが、多くの場合、フォロワーや友達の中で読まれることがほとんどですので、著名人であっても、無名の人であっても、どこまで拡散するかは、どれだけ多くのフォロワーやユーザーがいるかで決まるとも言えます。つまり、実際のところ二次拡散はかなり限定的になります。

そういう意味では、最も正しい拡散方法は一次拡散ということであり、そのためには自身のフォロワーや友達を増やすことが、まずはやるべきことと言えます。

このことを念頭に入れた上で、FacebookとTwitterの拡散力を見てみましょう

まずは拡散の定義は以下の通りとします。

  • 1次拡散:

自分自身の投稿

  • 2次拡散:

投稿を見た人による2次的拡散。3次拡散以降は全て2次拡散とします。

 

■Facebookの特徴

まず初めにFacebookの特徴を考えてみましょう。あくまでもマーケの得ダネの考え方です。みなさまには、また違った見方があるかと思います。

  • 原則実名なので、本当の知り合いも多い。

  • 比較的長めの投稿も多く見受けられる。また長い投稿でも大丈夫。

  • ファンや仲間を囲い込むという感覚、あるいは利用の仕方が多い。

  • 自分情報の発信が多い(日記、思い出、主張など・・・)。

  • アクティブユーザーが6割弱なので、休眠中になる友達も多くいそう。

  • 写真など画像投稿がほとんどである。

  • 動画投稿の反応はすこぶる高い。

  • テキスト投稿の反応は極端に低くなる。

  • ビジネス目的の投稿は敬遠されがち。

  • 時に過去の投稿に関する反応もある。

  • 友達間での共有がほとんどである。

  • 長い投稿でも大丈夫なので、伝えたいことをしっかり伝えらえれる。(どう伝わるかは別ですが・・・)

  • 比較的長く滞在して利用しているユーザーが多そうだ。

  • 広告が目立つ。(良く捉えれば、広告がヒットされやすいと言えるが、悪く捉えると、うっとうしく思う人も多いとも言える)。​

みなさんの感じ方はどうでしょうか?

 

■Twitterの特徴

それでは、同様にTwitterについても考えてみましょう。繰り返しですが、これはあくまでもマーケの得ダネの考え方です。みなさんには、また別の見方、感じ方があるかと思います。

  • さすがツイッター(呟き)と名付けただけあり、本当によくわからない、意味不明な投稿が多い。

  • タイムラインの流れが速いので、じっくりと投稿を読むことはあまりなく、感覚的に反応するという感じなる。

  • 広告もさほどきにならない。

  • 多くの投稿は広告でなくても宣伝目的が多い。

  • 時に何か投稿で盛り上がることがある。(煽り、炎上も起こりやすい)

  • 何か本当に困ったときに投稿すると、直ぐにいろいろな情報を返信してくれることが多い。

  • 話題性やニュースなどの配信に向いている

  • 文字数制限があるので、真意を伝えるというより、何かに誘導する目的が多い。

  • 拡散する時の速度は速い。

  • 拡散する時は友達なのどに限定されず、広範囲である。

  • 一時的な反応に留まる。効果が持続しない。

  • コメントにはテンポやリズムのような感覚が必要。

こうして改めて考えてみるだけも、両者は全く違った特徴を持ったSNSですね。

 

■両者の評価

2つの特徴を見てみるとよくわかることがありました。

まず、Facebookは1次拡散向けです。つまり、自分発信の情報を「友達」や「友達の友達」、あるいは「公開」など、公開する範囲の相手に、1次的にしっかりと届けるメディアと言えます。その中でも、やはり関係性が強い相手に向けての情報発信に向いています。友達であれ、グループやコミュニティであれ、関係性の強い相手に向けで、しっかりとメッセージを届けることを目的にすると、効果的に活用できそうです。ただし、2次拡散にはそれほど効果を期待することはできません。

次にTwitterですが、こちらはFacebookと比べても情報の共有や拡散がされやすいと言えます。目に留まった人が、その情報を有益(あるいは面白いなど・・・)と思ってもらえた時には、リツイートされ拡散されます。また、そのスピードもかなり速いと言えます。関係性を築いて仲間同士で情報を交換する利用方法もありますが、やはり拡散力を最大限に活用する方がいいでしょう。ただし、Facebookのように実感できる関係性はあまりなく、情報が拡散されたとしても、実際にどのくらいの興味関心を持ってもらえているかは不明です。それほど期待できるレベルでないことも多くあります。とりあえず反応している、そんなユーザーも多いようです。

 

■で、軍配は?

それでは軍配はどちらに上がるのでしょう?Facebook?それともTwitter?

  • しっかりと相手を見据えてメッセージを届けたいのであれば、断然Facebookです。比較的濃い関係性を築きやすいメディアです。ただし、情報の2次拡散はあまり期待しない方がいいでしょう。相手次第です。まずは、関係性の強い友達作りから始めるといいでしょう。

  • 広く早くメッセージを届けたいのであれば、拡散力が比較的強いTwitterと言えます。しかし、本当のところのユーザーの関心度には疑問も残ります。情報は拡散されても、それほど強い関心を持ってもらえているとは思えません。広く浅くと言えるのかもしれません。

で、軍配は

使い分けて引き分け

です!

実際のところ、マーケの得ダネでは、この両者は、ブログの拡散やPRには不可欠と考えています。それぞれのメディアの特性はあるにしても、PRブログを公開したときには、必ず、FacebookとTwitterには投稿(1次拡散)し、より多くの人にブログを認知してもらえるようにして下さい。間違いなくブランド認知の効果は高まります。

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