top of page
  • 執筆者の写真松本 啓嗣

『シェアド・コンテンツマーケティング(12)』なぜ、共有プラットフォームで行うコンテンツマーケティングは集客力がアップするのか?


ネイティブ広告は、SNSや情報ポータルなど、多くの対象で共有するメディアプラットフォームと相性が良く、よりコンテンツへ惹き込みやすいメリットがあります。共有プラットフォームは既にあるテーマや分野で興味関心を持つものが集まるサイトなので、サイトの趣旨とも合うコンテンツであれば、読者も自然に違和感なくコンテンツを受け入れるからです。従来のコンテンツマーケティングは自社サイト運営なので、一社ののみでサイトを盛り上げ育てる必要がありますが、共有プラットフォームならみんなでサイトを盛り上げ育てることができ、さまざまなシナジー効果も期待できます。スモールビジネス向きのコンテンツマーケティングと言えます。


シェアドコンテンツメディア①:短期間で成果を上げるマーケティングの融合

主な内容

  • 検索エンジンの1ページに上位表示されなければアクセスは期待できない

  • 共有するメディアはコンテンツに惹き込める集客装置

  • プラットフォームメディアと融合することで自然とコンテンツに惹き込める

  • プラットフォーム上でフォーラムを開催できる

◇◇◇◇◇◇◇

■検索エンジンの1ページに上位表示されなければアクセスは期待できない

コンテンツマーケティングで、最も苦労するのは、おそらくコンテンツの作成でしょう。継続的に更新し続けなければなりません。検索エンジンからの自然流入を増やすためには、良質のコンテンツを量産し続けることが必要だからです。

立ち上げたばかりのサイトでは、まだサイト自体にドメインパワーがないため、特に競合の多いコンテンツでは、どんなに頑張って記事を更新し続けても、検索エンジンで表示されないことすらあります。表示されても、何ページ目かにやっと現れるくらいです。そこから中々順位が上がらず、ちょっと上がったかと思えば、また下がる、そんなことを繰り返し、イライラすることもあるでしょう。しかし、1ページに表示されなければ、ほぼ検索されることはありません。また、1ページ目の上位に表示されることでクリック率も大幅に伸びます。

そのため、従来のコンテンツマーケティングの場合、検索結果に中々上位表示されず、アクセスが集まらない状況が、どうしても長く続いてしまいます。コンテンツによっては、キーワードをうまく攻略できれば、1ヶ月目あたりからアクセスが増え始めることもありますが、ビジネスブログの場合、コンテンツもキーワードも、競合が多くなる傾向にありますので、検索エンジンに上位表示され、アクセスが増え始めるまでには、早くて3カ月、大体6カ月前後の時間がかかります。何らかの原因でうまくいかない場合は、1年かかることもあります。キーワードによってはほぼ不可能ということもあります。

従来のコンテンツマーケティングでは、検索エンジンからの自然流入を目指しますが、そればかり頼っていては、なかなか目に見える成果が出ず、途中であきらめてしまう事業者も、実際多くあります。特に起業家やベンチャー、小規模中小企業など、スモールビジネスの事業者には、時間がかかること自体が重い負担になります。

スモールビジネスの事業者には深刻な問題です。

そこで、シェアドコンテンツマーケティングが新たな選択肢として注目されますが、では、なぜ、共有のプラットフォームでコンテンツを配信すると、集客力がアップするのでしょうか?今回はその理由にスポットを当てます。

 

■共有するメディアサイトはコンテンツに惹き込める集客装置

皆さんもFacebookやTitter、InstagramなどのSNS、マッチングサイトや情報サイトなどのポータルサイト、ECモールなどのショッピンサイトをご利用されるかと思います。それぞれのサイトの目的や機能は異なりますが、多くの興味の対象を一か所に集めることができるので、サイトを利用するものにとっては、とても効率が良くなります。

例えば、物販をする場合、自社サイトでコツコツを売っていくことも方法ですが、AmazonのようなECサイトに出品することで、プラットフォーム自体が集客をしてくれますので、販売効率は上がり、売上を伸ばすことが期待できます。もちろん、売り手の工夫や努力も必要です。また、メディアプラットフォームのサイトパワーにも影響されます。しかし、ある程度のアクセスがあるメディアであれば、自社サイトで一から売るより効率的です。

シェアドコンテンツマーケティングは、複数の事業者が一つのプラットフォームを共有してコンテンツマーケティングを行います。プラットフォームそのものが集客装置になります。従来のコンテンツマーケティングの最大のデメリットとされる、一からサイトを育て、アクセスを集めて集客するという、気の遠くなるような時間と手間暇を、大幅に削減することが期待できます。

 

■プラットフォームメディアと融合することで自然とコンテンツに惹き込める

シェアドコンテンツマーケティングではメディアサイトそのものが対象の人を集めます。その際、メディアサイトは、一定のコンセプト、構成、デザイン、フォーマット、さまざまな機能など、全てサイト毎に統制されています。

事業者が発信するコンテンツは、その内容や見え方も、メディアのコンセプトや目的、構成やデザインなど、全てメディアに融合する形で表示されます。まさに、サイトに溶け込むネイティブ広告です。そのため、サイトの趣旨を理解して利用するユーザーにも、ごく自然に違和感なく受け入れられます。

シェアドコンテンツマーケティングの大きなメリットは、この、メディア利用者からのコンテンツへのアクセスが期待できる点です。また、複数の事業者がコンテンツを配信することで、メディア自体の成長も期待できます。さらにアクセスを集めるプラットフォームへと成長していきます。自社サイト運営と比較してもその差は比べものにはなりません。

また、事業者が発信するそれぞれのコンテンツは、削除しない限り、ブログ記事としてウェブの1ページとして蓄積されますので、検索エンジンで上位表示されることで、自然検索から直接コンテンツへの流入も期待できます。つまり、メディアサイトの利用者からのアクセスと、検索エンジンからのアクセスの両方を同時に集めることとができます。

 

■プラットフォーム上でフォーラムを開催できる

フォーラムと聞くと、よく企業が行うちょっと大規模なインベントや意見交換会、説明会や討論会をイメージすると思います。日本では、マーケティングの場ではそれほど目にすることはありませんが、今、インターネットでもフォーラムが新たなマーケティングとして注目を浴び始めています。フォーラムは同じ興味関心を持つ者同士が意見を交換し合うことで関係性を築きくことに役立ちます。

そもそもフォーラムとは、

一つの問題について何人かが異なる面から意見を述べ合い、質疑応答をくりかえす形の討論会

のことです。

実は、シェアドコンテンツマーケティングはフォーラムを形成するメディアとしても注目されています。

メディアにもよりますが、読者と事業者(コンテンツ投稿者)、あるいは読者同士がコンテンツを通して意見を交換し、交流することができます。また、読者が事業者をフォローして、気になる製品や商品のアップデートなどをフォローすることもできます。上手に活用すれば、新製品の情報をローンチ前から発信し、読者にフォローしてもらうこともできますので、ローンチ時にはきっと盛り上がるでしょう。

コンテンツを配信することで関係性を高め、さらにフォーラムに参加してもらうことで、より関係性を強化し、集客効果を高めることができます。

当然ですが、人が集まる場所には人を集める理由があります。また、人の集まる場所にはどんどん人が集まります。そして、人の集まる場所には多くのいいもの、楽しいもの、役立つもの、たくさんの情報も集まります。交流も盛んになります。そこで情報を発信するのと、一人自宅から情報を発信するのでは、どちらがより多くの人に届くでしょうか?どちらがより多くの興味や関心を持つ人を見つけることができるでしょうか?

シェアドコンテンツマーケティングは、まだ発展途上のマーケティングですが、今後、ますます注目され、期待を浴びることになるでしょう。


閲覧数:24回0件のコメント
bottom of page