マーケティングに少しでも携わる人であれば、コンテンツマーケティングという言葉を聞いたことがない人はいないと思います。それどころか、既にコンテンツマーケティングに取り組まれている事業者も多いのではないのでしょうか?
序章
ホームページのウェブライティングやブログ記事、サイト上で登録でき情報配信あるいはダウンロードできる資料、SNSなどでの投稿やオウンドメディアでの情報発信など、これらは、すべてがコンテンツです。
今やマーケティングは戦略やノウハウや理論に留まらず、コンテンツそのものを創り出すクリエイティブな仕事と言えます。マーケターはクリエイターでもあるのです。
とは言え、これからコンテンツマーケティングを始めたい事業者にとっては、何をやればいいのか、どこからどうやってスタートを切ればいいのか、なかなか悩ましいところです。この記事はそんな事業者のためのコンテンツです。この記事を読めば・・・
コンテンツマーケティングの知識を深め、基礎から実践までを体系的に学び、見つけて頂くことができます。
■成果の出るコンテンツマーケティングと出ないコンテンツマーケティングの違い
コンテンツマーケティングをやれば、誰もが集客を増やし収益を伸ばすことができる。ひょっとして、そんなことを思っていませんか?
はたしてそうでしょうか?
残念ながら、答えは "No" です!
”コンテンツマーケティングを始めたほとんど企業は失敗し、断念しています。成功できるのは20%、それ以下と言えます。”
当然のことながら、コンテンツマーケティングを商材とする事業者は、誰もがコンテンツマーケティングで集客を増やし、収益を大きく改善し伸ばせると言いますが、それらはすべて、バックエンドで商材を販売するためのマーケティングです。コンテンツマーケティングを始めたからと言って、簡単には成果をあげることはできません。成功も失敗もあります。確率的に言えば、うまくいかない方が圧倒的に多いのです。
ただし、はっきりと言えることは、コンテンツマーケティングで成功している事業者は、格段に大きな成果を上げています。取り組む価値は十分にあります。重要なことは、成果の出るコンテンツマーケティングと出ないコンテンツマーケティングには違いがあることを知り、成果のでる方法のみを取り入れて行うことです。そうすれば、トップ20%に入って、しっかりと成果も出せ、さらに上を目指すこともできます。
コンテンツの質こそが第一
コンテンツマーケティングを成功させ、多くの見込み客を集客し、収益を拡大させるために最も鍵となるものは、コンテンツです。コンテンツそのものこそ、コンテンツマーケティングでは最も重要です。
どんな業界でも、どんな商材でも競争相手は必ず存在します。しかも多く存在します。だから、多くの事業者は苦労しています。多くの中から選べる存在になるためです。それはコンテンツマーケティングを始めても同じことです。あなたも競合もコンテンツマーケティングをやっていると考えるの必然で、その中で勝てる存在になることが求められます。
そして、勝てる存在になるためには、ある一定のテクニカルなスキルも必要ですが、何より勝てるコンテンツ・・・「キラーコンテンツ」が必要です。読者が欲する、必要で価値ある良質なコンテンツを作成し発信続けることです。コンテンツマーケティングをやると決めたら、その分野で一番になることを目指してください。その覚悟があれば、成功をぐっと引き寄せることができます。
その分野で一番を目指す
その分野で一番を目指せる質の高いコンテンツとは何でしょうか?
まずはこの「質」をはっきりと定義することから始まります。コンテンツマーケティングで失敗する事業者は、この「質」の定義がしっかりできていません。
話題性やウケねらいだけのコンテンツでは、最終的に販売にはつながりません。マーケティングという目的がある以上、集客と収益を念頭に置いて、しっかりと綿密にコンテンツを設計することが必要です。
どんな読者に読んでもらいたいのか?
そして、そんな読者は・・・
何が知りたいのか?
何がしたくて、何ができたらいいと思っているのか?
何が好きで、何が嫌いののか?
何に価値を感じているのか?
あなたの読者が誰かがわかっていて、そんな読者に喜ばれ、好まれ、信頼してもらえれば、コンテンツを通して、状況は好転し始めます。そして、そんなコンテンツを発信し続ければ、読者はあなたのコンテンツに大きな価値を見出し、あなたが取り扱う製品やサービスにも興味や関心を持ち始め、もっと知りたいと思うようになり、問合せをしたり、資料を請求したり、セミナーに参加したり、と、アクションを取ってもらえるようになります。そうなると、信頼をベースとした良好なサイクルが回り始め、ビジネスはどんどんよくなるはずです。コンテンツマーケティングを行うことで、顧客ベースとノウハウという、事業にとって貴重な財産を手に入れることができます。
コンテンツマーケティングを成功させることは、中長期的に安定的な良質な見込み客ベースと顧客ベースを持つことにつながり、様々なビジネスの展開を可能にします。事業を営む者にとりとても理想的な状況も生み出せます。今は、アメリカの企業の90%は既にコンテンツマーケティングに取り組んでいると言われています。日本でもここ数年注目を浴び始め、多くの事業者が取り組みを始めています。
この記事では、そんなコンテンツマーケティングの基礎から実践をシリーズでお届けしていきます。ぜひ、あなたの事業にコンテンツマーケティングを取り入れてみてはいかがでしょうか?
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それでは、次回よりいよいよコンテンツマーケティングの基礎と実践を解説していきます。ちょっと多めのコンテンツ量にはなりますが、これを読み、しっかりと実践すれば、必ず、いい結果を生み出すことができるはずです。ぜひ実践してみてください。
コンテンツの内容
【コンテンツマーケティング】成果がでる、でないはこれで決まる!
第1回目
制覇その1:コンテンツマーケティングを制覇する基礎から実践まで
内容
序章
第2回目
内容
なぜ、コンテンツマーケティングなのか?
コンテンツマーケティングの目的
情報過多時代のマーケティング
コンテンツマーケティングのメリット
コンテンツマーケティングのデメリット
第3回目
内容
ストック型メディア:ビジネスブログなど
フロー型メディア:ソーシャルメディアなど
メールマーケティング:メールマガジンなど
ホワイトペーパー
ビジュアルマーケティング:動画の活用
テスティモニアル:お客様の声、導入事例など
第4回目
内容
コンテンツマーケティングに必要なノウハウとテクニック
ペルソナを設定しよう
SEOで検索エンジンに上位表示させ、狙ったターゲットに検索してもらおう
第5回目
内容
文章の上手い下手がコンテンツの価値を決めるのではない
ビジネスブログで始める
コンテンツのテーマを決める
顕在ニーズと潜在ニーズ、どちらにスポットを当てるか?
テーマの細分化
SEOとキーワード戦略を考える
キーワードはビックテーマと小テーマ毎に考える
自社コンテンツ制作 vs. コンテンツ作成代行
第6回目
内容
webライティングのコツをつかむ
1記事あたりの最適なコンテンツ量(文字数)とは?
第7回目
内容
キーワード戦略:ロングテールキーワードを想定する
これだけは押さえておきたいSEOの対策とは?
第8回目
内容
ソーシャルメディアでコンテンツを拡散する
広告を打てば確実に広がる!Facebook広告/リスティング広告など・・・
メルマガ(メールマガジン)を活用する
リアルマーケティングや営業活動も利用する
ホームページやメールなどでもサイトの明記を忘れずに
ブランディングやイメージ形成にも役立つネイティブ広告なら相性抜群
競合のサイト、参考となるサイトメディを研究する
第9回目
内容
前回までのおさらい
コンテンツマーケティングを定義を再確認する
販売のための仕組みを設計する
読者を顧客に変えるステップ
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