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執筆者の写真松本 啓嗣

小さな起業が失敗の恐怖を克服し、行動志向でどんどん結果を出すために必要なこと。


起業では、自分より劣っていると思っても、そんな人がどんどん活躍し、成果を上げて儲けていることが多くあります。起業で結果を出している人は、必ずしも、成功のノウハウ、マーケティングや集客、営業のノウハウや手法を沢山知っている人たちではありません。彼らが知っている最も有効なたった一つの方法は「行動」することです。行動できるか、できないか、たったこれだけの差が、大きな結果の違いを作ります。そこで今回は前回に続き、行動志向にブレーキをかける失敗の恐怖について考えてみます。

主な内容

  • 「私、失敗しないので。」で本当に成功できるのか?

  • 失敗の恐怖は誰にもあるもの

◇◇◇◇◇◇◇

■「私、失敗しないので。」で本当に成功できるのか?

「私、失敗しないので。」、米倉涼子さん主演のテレビ朝日の人気のドラマ「「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の外科医、大門未知子は凄いですね。。。

でも、ちょっと水を差すようで申し訳ないのですが、失敗しない人って、成功もできない人ではありませんか?

アスリートだって、何だって、結果を出して成功している人は、その裏や過程で数えられないほどの失敗を繰り返しています。起業も同じです。起業で成功したいのなら失敗することです。成功するためには失敗は不可欠です。失敗の数だけ、成功も大きくなります。

どんなに連戦練磨の起業家も、その道のりには多くの失敗があり、そして、何か行動を起こす時には、失敗の恐怖と闘っています。失敗が怖いから、失敗しないために取り組むのであって、失敗を多く経験しているからこそ、失敗しない方法も知っています。失敗が怖いのは初心者だけではなく、成功者も失敗が怖いのです。

失敗が怖くても行動を起こせるかどうかの違いだけです。

あるアメリカのベンチャー企業の話です。アメリカや海外で成功を収めたその企業が、満を持して、日本に進出してきたとき、彼らが描いたものはもちろん成功の絵ですが、同時に失敗した時のビジネスの終りの仕方のシナリオも入念に準備していました。当然、成功させることが命題で、そのための日本進出ですが、それ以上に失敗も恐れていました。だからこそ、失敗した時のシナリオもしっかりと作っていたのです。成功している企業も失敗が怖いのです。

ですから、小さな起業に失敗を恐れるな、と言うのは無理があります。

誰もが失敗が怖いのです。

小者も大物も関係ありません。

初心者も実績豊富なベテランも関係ありません。

ベンチャーやスタートアップも大企業も関係ありません。

小さな起業も大きな起業も関係ありません。

みんながみんな失敗が怖いのです。

失敗が怖いかそうではないかではなく、また、本当に失敗するかどうかでもなく、実際に行動を起こすか起こさないかだけが、その結果に大きな違いをもたらします。失敗しても行動し続ける起業は、必ず結果を出せる起業です。

 

■失敗の恐怖は誰にもあるもの

以前、起業家の性格と起業の成否について記事にしました。内気で口下手な人が起業して成功させることができるのか、少々お節介ではありますが、考えてみました。

辿り着いた答えは、自分自身がその性格に捉われない限り、性格は起業の成否に関係しない、といういことです。それどころか、むしろ、内気で口下手な人の方が、確たるアイデアや想いが一つの形と方向性に固まったときに、大きな力を発揮するとも言えます。

失敗への恐怖も同じです。

内気で口下手な人が、頭ではダメと分かっていても自分の性格に捉われ悩んでしまうことと同様に、誰もが失敗を恐れています。頭では大丈夫と言い聞かせても、やっぱり失敗の恐怖に捉われ怖くなります。

しかし、それは仕方ないことです。現実に失敗してはいなくても、失敗の恐怖は、心の中に埋め込まれた形のない事実として存在します。だったら、その恐怖は恐怖として受け止め、早々に敗北宣言をしてしまえばいいのです。

「私はあなたのような恐怖心には勝てません。あなたを追いやることができません。私の負けです。だから、もう闘いません。だけど、これはどうしてもやりたいので、やらせてください。あなたがいつも私のどこかにいるのはわかっていますが、できる限りいないものとして無視します。どこかに置いておきます。だから、私にこれをやらせてください」

・・・実際に、こんな会話を心の中でするかどうかは別にしても、恐怖心と真っ向から闘うのは無理です。できる限り、恐怖心を切り離し、どこかへ置き去りにするのが一番です。恐怖心が沸き上がる度にそれを切り離し、どこかに置いておき、目の前のやるべきことに集中し、没頭し、邁進するだけです。

不思議なもので、何かに集中し没頭している時は、恐怖心はありません。人間の脳がそうなっているからです。人の脳は、相反する感情を2つ同時に感じることができません。同時に感じているというのは錯覚で、感情が瞬時に交互に沸いているだけです。だから、何かに集中し、没頭している以上、恐怖心はどこかに置き去りにされ、忘れたままとなります。

夢中になって下さい!

そうすると、恐怖はどこかに忘れさられ、ひと段落するまで戻ってくることはありません。起業を成功させた人、成果を出した人は、どこかの段階で、このことを実感として経験しています。そのことを体感して学んでいます。

私たちは誰でもみんな失敗します。失敗するから学べます。失敗を繰り返すから、成功する方法を見つけ出すことができます。Appleも、Facebookも、Google(Alphabet)も、Amazonも、トヨタも、ホンダも、ソフトバンクも、ユニクロも、みんな失敗しているから大きくなっています。

失敗は当然です。失敗が怖いのも当然です。

しかし、何もしないのは当然ではありません

行動を起こすだけです。

行動を起こして何か結果を創るだけです。

失敗は取り返しのつかない過ちではなく学ぶための教材です。

失敗しなければ学ぶことはできず成功させる方法も見つけられません

小さな起業が、失敗の恐怖を乗り越え行動を起こすためには、まずは失敗の恐怖を当然と受け入れて下さい。あなただけではありません。みんな失敗を怖がっています。怖がって何もできない人もいます。しかし、起業を成功させるかどうかの違いは、失敗が怖くても、目の前のやるべきことに行動を起こせるかどうか、このほんのちょっとの差だでけで生まれます。

あなたの起業に夢中になり、起業に没頭しましょう!

(次回に続く)



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