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  • 執筆者の写真松本 啓嗣

シリーズ、こんな社長は確実に会社を潰す!第2弾。社長が見ているもの以外に実現できるものはない。


経営のためのノウハウやハウツーはあっても、社長の資質にはノウハウもハウツーはありません。イケイケの社長もいますし、控え目で内気な社長もいます。社交的でどんどん人を巻き込める社長もいますが、一人を愛し寡黙に頑張る社長もいます。どんな社長であっても、描いている絵がなければ、実現できるものはありません。今、会社で起きている現実は全て社長が描いた絵だからです。もし、会社を潰してしまったのなら、それこそが社長が描いた絵です。

主な内容

  • 会社は社長が描いている絵を実現する

  • 社長が会社を潰す絵を描くから会社は潰れる

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■会社は社長が描いている絵を実現する

仮に責任を逃れることができても、責任を果たすことがなければ、いつか必ず、そのツケがやってきます。責任を取らない社長、責任を取れない社長は、確実に会社を潰します。前回のシリーズではこんな話をしました。

さて、シリーズ2回目の今回は、

会社は社長が描いている絵を実現する

です。自己啓発系の本には、必ず、こう言った下りの話がありますね。起業を決断した経営者に精神論を話すのは、あまり適切とは思えません。そんなことは、誰よりもわかっていることです。しかし、こと、起業に関しては、どんなノウハウやハウツーよりも、起業する者の「精神」が、その後の流れを大きく左右する、と言っても過言ではありません。

サラリーマンなら、多少の失敗でもどうということはありません。何らかの不正や事件を起こすわけでなければ、せいぜい、最悪でもクビになるだけです。気楽なものです。なんてことありません。むしろ大チャンスかもしれません。

しかし、創業社長はそんなことでは済みません。色んな責任を取らなければいけません。クビで終わればどんなに楽でしょうか?

だから、そうならないように、事業に関するありとあらゆるを把握し、掌握しなければ、仮に不可抗力であっても、いつ足場を崩されるかもしれません。しかも、それがどんな理由であれ、責任を取るのは社長です。

そうならないためには、「絵を描く」ことです。

「会社は社長が描いている絵を実現する」ので、常に理想の絵をアリアリと描くことを怠ってはならないのです。弱気になったり、不安になって、変な絵を描いてしまうと、それが現実を支配し始めます。

何だか神秘的な話にも思えますが、おそらく起業した経営者であれば、何となくではなく、実感として、あるは「体験的」にそう感じているはずです。

 

■社長が会社を潰す絵を描くから会社は潰れる

例えば、「人材がいない」、「市場が縮小している」、「資金が足りない」、「社員がしくじった」と、何らかの原因を分析したとしても、それはあくまでも外部要因だけでしかなく、もしくは単に誰かや何かのせいにしているだけです。

確かに分析をすることで、様々な原因も明らかになります。それは大切なことです。市場環境の変化など、外部要因で業績が落ち込むこともあります。赤字を覚悟することもあるかもしれません。原因の一部が外部環境や、社内のどこかにあることも明らかでしょう。

しかし、原因が明らかになったとしても、責任は社長にあります。外部環境にも、社内の誰かのせいにすることできません。原因は原因として対処、対応するものですが、結果に対して責任をとるのは社長です。

だこらこそ、そこから回復させるためには

社長の描く絵が重要

です。もし、社長が外部環境のせいにしたり、社内の誰かや何かのせいにするなら、描く絵も、きっと「しょぼくれた絵」です。間違いなく会社もしょぼくれた絵を実現します。会社が潰れるのも、社長をそう決め、その絵を描いたからです。

もし、社長が理想を持ち続け、しっかりとその理想を、絵に描き続けることができれば、会社が目の前の困難にも立ち向かい、その困難から抜け出し、復活するためのさまざまな方法を見つけ出し、実現していきます。

まさに、会社が社長の描いた絵を実現します。

会社を始めるのも社長ですが、潰すのも社長です。潰れる会社は社長がそう決めたから潰れるだけです。



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