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執筆者の写真松本 啓嗣

「私は劣等感の塊だった。だから独立の道を選んだ」​社長インタービュー【パワーメッセージジャパン株式会社 代表取締役 松本啓嗣氏】


企業のメッセージを魅せることに使命を燃やし、集客に悩む中小企業を支援するPMJ(パワーメッセージ ジャパン株式会社)代表の松本氏。売れないどん底の営業マンから某外資系企業で世界一のトップ営業を経験し、日本撤退寸前の外資系企業の営業を立て直すなどの実績を持つが、自称、人見知りで内気、話しベタな営業が苦手なセールスマン。独立後は多くの試行錯誤を繰り返し、ビジネスの成長と成功に必要なB2B商材に着目し、ビジネスに役立つ製品・サービスでビジネスを繋げることで、B2B市場をもっと活性させたいと鼓舞奮闘する。


 

■事業者情報

  • B2Bオンライン出版(パワーメッセージジャパン株式会社)

  • 千葉県鎌ケ谷市

  • サービスサイト:https://www.bizoom.jp/b2bonline

 

― 独立はかなり遅いですが、普通のサラリーマンなら残り僅かなサラリーマン人生を平和に暮らしたいと思うところなのに、なぜ、わざわざリスクを取ってまで独立したのですか?

後半だけを見ると、私のサラリーマン人生は順調で成功に見えるかもしれません。しかし、サラリーマン人生の前半はかなり悲惨でひどいものでした。営業の仕事をしていましたが、自分に全く自信が持てず、売れない営業マンをずっと続けて、人目を避けるように生きていました。人前ではそんな自分を見せず、何かと繕いますが、内心はボロボロでした。営業で実績を上げ始めるようになってからも、実は私の中では、そんな過去の自分自身をいつも引きずっていました。

そんなこともあり、はた目には活躍しているように見えていても、内心ではいつも自尊心が持てず、何をやっても納得どころか自信すら持てず、モヤモヤ感のようなものを感じていました。このままで自分の人生を終わりたくない、そんな想いが心を支配するようになり、独立を決意しました。何か夢や目標を追うというより、どちらかというと、心の囚われや自分自身に沁み込んだ劣等感みたいなものに押されたのかもしれません。「自分は全然だめだ。何とかしなきゃ」。そんな次元の低い動機ですね。そろそろ健康や老後が話題になる年代だったのに、きっと誰にも理解不能だったでしょうね。(笑)

― 今の事業にどうやって辿り着いたのですか?何が『B2BOnline』を思い立たせたのですか?

私は劣等感の塊のような人間です。何かできてもできなくても、自信を持つということをあまり実感できない性格なんですね。生まれてこの歳になる今でもずっとそうです。だから、世界のトップセールスになれた時も、ある外資系企業の売上をV字回復できた時も、他のどんな時も、それはそれなりにいい気持にもなり、ちょっと天狗にもなりましたが、でも、自分の中ではいつも自信が持てなかったんです。次はきっとダメかもしれない、いつかきっとボロがでる・・・そんなことばかり考えていました。

結局、自分に自信が持てないから、何か誰かの役に立っていると思えなければダメだったんですね。じゃないと居場所がないように感じていました。そんな後ろ向きな性格だからこそ、小さなビジネスが困っていることは何だろう?何ができずに、何が難しく、彼らは何に困っているんだろうという発想になったのだろうと思います。

小さなビジネスが困っていることは、自分を売り込む力・・・自分を "魅せる" ことが不得意ということだったんです。これが上手くいかないから、ビジネスを目立たせ "魅せる" 存在になれず、プレゼンスを高めて多くの潜在層に見える存在にもなれない。そのため、自社の魅力や商品や製品の価値も訴求しきれないでいるのかな、って考えたのです。結局は売れなくてどん底の営業マン時代があったから生まれた発想だったんです。自信もなく売れないから何とかしなきゃいけない、だから、そこから何をすれば、どうやったら売れるのかな、って。そんなことばかり考えていましたから・・・。

― PMJの『B2BOnline』の魅力って何ですか?

魅力ですか!?(笑)。


企業の魅力を引き出せることじゃないでしょうか。世の中の多くの社長は、私のような劣等感の塊ではなく、自信や野心、タレントに溢れています。人格者であり、人間味に溢れて、とても魅力的です。もし、そうでないとしても・・・・、例えば、たまたま自信を失いかけているとしても、事業を率いるトップとしての想いが必ずあります。自分のビジネスで、商品やサービスで世の中に貢献したい、多くのビジネスや人の役に立ちたい、そんな想いが必ずあります。

私は黒子になり、そんなビジネス・・・企業の魅力を引き出したいと思っています。そして、それがもっとも自然にでき、力強く訴えることができるのは、企業のトップ、社長をおいて他にはいません。どうでしょう?違いますか?そして、その魅力を引き出せること、そのお手伝いができることが『B2BOnline』の最大の魅力でだと思います。

― 『B2BOnline』を通して何を実現したいと思っています?

B2Bをもっと元気にしたい、そう思っています。サラリーマン時代、ちょっと売れ始めた時、自信もないくせに天狗になっていました。恥ずかしい限りです。でも、当たり前ですが、人やビジネスも、一人や単独で勝てる、成長できる、成功できることなんて、あり得ないことですよね。辛く厳しい状況の時はもちろん、順調でうまくいってる時も、どんな時でも成長し、繁栄し、さらに成功し、活躍するためには誰かの助け、協力が必要なんです。あまり意識していないとしても、そこには必ずそんな支えや力があります。

だから・・・特にビジネスが成長するためには、他のビジネスの力が絶対に不可欠です。それは、その時々のビジネスの成長に役立つ製品だったりサービスだったりします。その時々の状況に合った、相性のいい製品やサービスに出会い、活用することで、ビジネスの成長を助け、促進することができます。厳しい時には復調のきっかけになるかもしれません。さらに成長をスピードアップする起爆剤になることだってあります。だから、『B2BOnline』や当社の他のサービスを通して、B2Bを元気にしたい、もっともっとビジネスを繋げたい、そんなプラットフォームを実現したい、そう考えています。必要な時に必要とするもの、探しているものに出会えたと、多くの人がそう思う・・・、お客様がそんな存在になれたらいいなと思います。

― 社長の想いはマーケットに伝わっていますか?

まだまだです。だから頑張らないといけない。自分の人生を懸けないと達成できない、そう感じています。人は死に方たって選べないと思うんですね。でも、生き方は選べます。今、どんな人生を歩んでいても、それに満足しようしまいが、これからの生き方は自分自身の選択ですよね。

PMJも『B2BOnline』もまだまだ伝えきれていません。だから、当社に賛同頂き、当社を選んでいただいたお客様には、もっともっとその企業や、製品、サービスを魅せて、価値を伝え、魅力を伝えていきたいと思っています。

私は劣等感の塊です。だから、世の中のトップや目立つ位置にいて突っ走るより、黒子になり、時に下から、時に後ろから押し、時に脇に立ち、そして、時に前から手を差し伸べ、お客様の活躍を見ることに喜びを感じます。今は、その方が私にとって、とても自然なんです。だから、そうやって、まずは当社のメッセージが届く人や企業にしっかりと伝え、魅力を引き出すことができれば幸せです。心からそう思いますね。

 

ここぞというタイミングが​必ず訪れる

 


― とても控え目のように思えますが・・・。

そうかもしれませんね。(笑)

ちょっと話が逸れるかもしれませんが、企業の社会的意義の一つは雇用を創出することと、アメリカで学生をしていた頃、何かの授業で学んだことを覚えています。それは正しいと思っています。しかし、私はそうでない企業があってもいいと思っています。

確かに企業が成長し利益を上げ続けることで雇用を生み出し、維持することができ、経済も私たちの生活も豊かになります。人々にとって働ける機会と場所があることは絶対的に必要なことです。しかし、今は少人数でも、一人でも色々なことができる環境が整っています。ビジネスや人と繋がることができれば、ビジネスを元気づけることだってできます。私が直接雇用を生み出すことがなくても、非力ながら、間接的に雇用を創出する環境づくりに貢献できると思っています。会社を大きくしたいのではなく、B2Bを元気づけ、もっともっと活性させたい、ごく自然に、単純にそう思っています。そういう考え方なので、控え目に見えるのかもしれないですね・・・。(笑)

― 次の10年で何を実現したいですか?

私のいけないところですが、なかなか長期的なビジョンに立てないんですね。。。。経営者としてはあまり芳しくないですね。ただ、ビジネスとビジネスが自由に交わり、情報を交換し合い、必要で有意義であればいつでもお互いが協力し合える、そんな場を作りたいと思っています。オフラインでもオンラインでも、必要な時に、もっと効率的に、もっと効果的に・・・、そんなプラットフォームができればいいと思っています。

そして、そんな絵が描け、少しずつでも具現化し、形になってきたら、それを誰かに継承したいと思っています。私がやる仕事はその絵を描き、ベースを作るところまで。あとは、その時勢にあった新しい発想で形作り、動かせる誰かに任せたいと思っています。

​でも、その前にやらなきゃいけないことがいっぱいあります。その大切な一つが『B2BOnline』をどんどん広めることです。これができなければ、ビジネスの交差点なんてできません。だから今は、目の前のこの仕事に夢中になり取り組むだけです。

― では目先1年で達成する目標は何ですか?

まずは『B2BOnline』の100企業での掲載です。別に1年の区切りをつけているわけではありませんが、できる限り早くこの100企業を実現したいですね。それで事業をスケールアップする必要があれば、それに取り組みます。ただし、人を沢山採用するとか、会社組織を大きくするということではなく、私でできないこと、手が回らないことは、どんどん外に出し、この会社自体がB2B市場を積極的に活用することで、ビジネスを拡大したいと考えています。会社自体は小さく身軽にして、事業を拡大する道を模索し続けたいと考えています。そんな会社があってもいいのかなって思っています。

― 広告や集客などマーケティングを支援する会社が多く存在する中、御社が持つ強みは何ですか?

身軽でシンプルであることです。まずこれも当社の強みですね。当社がやることはとてもシンプルです。お客様の会社を取材して、会社の魅力、価値や強みを、しっかりと伝え、興味関心がある対象に "魅せる" ことです。人ができること、実現しようと具体的に動き出すことは、しっかりと絵が描けイメージできること以外に何もありません。だから、お客様のビジネスを魅せるんです。人でもビジネスでも、その価値や具体的なメリットがイメージでき、活用状況やそれによって実現している未来を想像できた時、その商品やサービスを手に入れたいと思います。当社はそうするために、お客様のビジネスを魅せることに全身全霊を注ぎます。

文章でイメージさせ、ビジュアルで体感させます。SNSや広告など、あらゆるものを活用し、お客様専用の『B2BOnline』のサイトに、お客様のビジネス、商品やサービスに興味や関心を持つアクセスを集めます。それを愚直に行います。ただサイトを作り情報を発信するだけではなく、より確実にアクセスを集め、興味関心を寄せる対象に "魅せる" ことまでしっかりと取り組みます。それが当社のコミットメント(約束)であり、強みですね。

― 最後に社長がビジネスで大切にしているものお聞かせ頂けますか?

生き方です。と、言っても何も大袈裟なことではありません。自分が納得できること、こんなことをやったんだ、と思える


ことに取り組むことです。それが何であれ、どんな規模であれ、独立して自分で事業をやるのであれば、その仕事そのものが生き方そのものだと思うのです。私はこれまでの人生でも、仕事でも、生き方について考えたことも、意識したこともありませんでした。辛かったこと、頑張ったこと、うまくったこと、ダメだったこと、いろんなことがありましたが、生き方を考えさせらることはありませんでした。

​『B2BOnline』を広めてい行くことは、これからの私の生き方なんです。お客様のビジネスを魅せ、お客様のビジネスを元気づけることが、私の生き方です。そんな生き方を大切にすることが、このビジネスを大切にし、お客様のビジネスを大切にし、元気づけることになると信じています。

そして、そんな生き方をしている時は、ここぞというたタイミングが必ず訪れます。そのタイミングこそがビジネスを大きく飛躍させる時だと思います。そのタイミングを逃さないよう、しっかりと生き方を意識しようと思っています。

― ありがとうございました。

 

■インタビューを終えて・・・

「自分は劣等感の塊」「自信を実感できない」「だから人の役に立っていることを実感したい」・・・そんな言葉の端々に


松本社長の控え目な人柄が滲み出てくるのを感じました。

そんな控え目な言葉の中にも、お客様のメッセージを "魅せる" 事に対する熱い想いがじんじん伝わってくる・・・そんなインタビューでした。

 

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