映画やドラマだけでなく、良い読み物も人に体験という感動を与えます。体験と言う感動は、感情として脳裏に焼き付き、記憶として定着します。もし、コンテンツを読んで体験を感じさせることができれば、それはその人の記憶として残り、さらに興味や関心を高めます。大切なことは読んで体験させること、疑似体験です。SCMはスモールビジネスでも直ぐに始められる身近なPRブログですが、読者に体験させるためのコンテンツでもあります。

主な内容
誰に向けてのコンテンツか?
五感を刺激する表現を使う
写真やイラストでイメージさせる
動画で視せて体験させる
ホームページへ誘導する
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■誰に向けてのコンテンツか?
以前、シェアド・コンテンツマーケティング(SCM)の記事で疑似体験の大切さについてお話しました。
※その記事を読む⇩
記事を書く上で疑似体験が効果的なのはわかるのですが、その書き方が分からないという声もよく耳にします。そこで今回は、ちょっとした書き方のコツや工夫についてお話します。
まず、最も大切なのは、誰に向けて書いているかということです。できれば、ペルソナを設計して、その特定の一人をイメージしながら書くと、後でお伝えするちょっとしたテクニックもスムースにコンテンツに反映することができます。
※ペルソナに関する記事はコチラ⇩
誰に向けて書くか・・・これはとても重要なことです。
みんなためのコンテンツは、実は誰にも刺さりません。しかし、誰か特定の1人を想定して、その人が体験しているかのように、その人を思い浮かべ、その様子を想像しながら書くと、不思議に多くの人に刺さります。
例えば、カラオケでもミニライブでも、自分が心を寄せる相手のことを思い浮かべて歌うと、より多くの人を感動させることがありますね。そんなことにも通じています。
■五感を刺激する表現を使う
人には五館と言う感覚があるのはご存知ですね。
視覚(Visual)
聴覚(Auditory)
触覚・身体感覚(Kinesthetic)
嗅覚(Olfactory)
味覚(Gustatory)
人は全てこの五感で物事を感じ、その時の感情と共に脳に記憶していきます。それが体験です。
文章を書く時も、この五感を刺激する書き方にすると、人もよりそのものを感じ、疑似体験しやすくなります。
例えば、太陽が沈む様子を・・・
「大きな丸い太陽が西の空を真っ赤に染めて、カァ~というカラスの鳴き声を残して、山々に沈んでいました。心地良い初夏の風がすぅーっと私の顔に吹きあたります。明日もいい天気になりそうです。」
と、言うように、太陽の大きさや色を描き(視覚)、カラスの鳴き声も入れ(聴覚)、初夏の風が顔にあたる様子(触覚)を説明する文章にすると、よりその情景や感覚を呼び起こし、疑似体験を促します。
このように五感を刺激する言葉や擬態音を、文章でなぞるように入れていくと読者に体感を沸かすことができます。
サクサクと・・・
ジュワッと焼けた・・・
キンキンに冷えたビール・・・
ざくざくと・・・
とんとん・・・
ゴクゴクと喉を鳴らして飲む・・・
右手の人差し指を・・・(部位や具体的な動作)
すぅーっと・・・
こうこうと光る・・・
直ぐ右上の赤いボタンをカチッとクリックするだけで・・・
これでもかと焦る気持ちを・・・
・・・等など、感覚の様子など一緒に情景や状況をなぞるように説明すると、より疑似体験しやすくなります。
あくまでも、テクニックなので、あまり多用すると不自然な文章になることもありますので、ご注意ください。
■写真やイラストでイメージさせる
シェアド・コンテンツマーケティング(SCM)では写真など画像の多用は控えたほうがいいでうが、アイキャッチにもなり、また、商品やサービスのイメージや状況を連想させることにも役立ちますので、上手に活用すればより効果的です。
■動画で視せて体験させる
動画の活用も有効です。人が接する情報のほとんどは視覚と言われています。人は視覚により影響されることが多くあります。特に動きがあるものには疑似体験がしやすいとも言われています。動画サイトではないので多用は禁物ですが、上手に活用することをお薦めします。
■ホームページへ誘導する
PRブログをアクセスポイントにして、タイトルで注意を惹き、コンテンツで興味や関心を高め、ホームページへなど自社のサイトへと誘導してあげると、よりじっくり体験することができます。「今すぐコチラをクリックして、あなたも体験してみませんか?」など、興味を惹きつけるCTA(コールトゥアクション)も効果的です。
シェアド・コンテンツマーケティング(SCM)は、ヒト・モノ・カネなど十分な経営リソースがないスモールビジネスの事業者にも手軽に始められる、メディアプラットフォーム共有型のPRブログのコンテンツマーケティングです。資金がなくても、人手が足りなくても、ノウハウがなくても、自社や自社の商材をPRブログにして、よりダイレクトにマーケットに訴求できます。
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