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執筆者の写真松本 啓嗣

『シェアド・コンテンツマーケティング(50)』ブランディングについて考える。客が貴社を見てイメージするものとは?


ブランドとは企業イメージにより創り出さされるもので、また、逆に、企業イメージを創り上げるものでもあります。ブランドは企業の認知そのもので、ブランド力がある企業は、その分野で大きな力を持つことになります。コンテンツマーケティングはブランド認知と確立を目指すものですが、その道のりは長いもの。簡単には作り上げることはできません。そこで、今回はSCMで発するPRブログを通して、どうブランドイメージを創りあげるのか、ブランディングについて考えてみます。

シェアドコンテンツメディア①:短期間で成果を上げるマーケティングの融合

主な内容

  • ブランドの影響力

  • ブランディングとは何か?

  • 客が貴社を見てイメージするものはブランディングではない

  • ブランドはどうやって創り出せるか?

◇◇◇◇◇◇◇

■ブランドの影響力

特定の分野で事業者のブランドが認知され確立されると、それはそのままビジネスの収益にも大きく貢献します。

マーケティングや広告の予算をかけて、力づくで集客して、売上が伸びたとしても、ブランド力がなければ一過性で終わり、継続的な収益を生まないこともあります。

しかし、一たびブランドが確立されると、それ自体が競合他社との差別化になり、自社を優位なポジションに置くことができます。ブランドそのものが広告となり宣伝してくれます。また、ブランドがお客を見つけて集めてくれます。ブランドの持つ影響力には大きなものがあります。

ただし、そこまでブランドを確立させ定着させるのは大変です。多くの事業者は、名前は覚えてもらってもブランド力までにはならい、そんなポジションにあるのではないでしょうか。それどころ、存在すら認知されない事業者も多くいます。

ブランドを確立することは容易なことではありあせんが、そうなるための取り組みは、必ず、何らかの成果を生み出します。今回はシェアド・コンテンツマーケティング(SCM)を通して、ブランディングを考えてみます。

 

■ブランディングとは何か?

マーケティングの世界では、常にブランディング(またはブランド)という言葉が付きまといます。

マーケティングの定義にもいろいろありますが、簡単に言うと・・・

案件を創るプロセスや施策

です。つまり、事業者が提供する商材(製品やサービス)について、それを必要する人(会社や団体)を発掘し、具体的に購入を検討するまでのプロセスが、マーケティングの仕事であり機能です。

「あなた誰?」や「それ何?」から「これ欲しい!いくら?」とか、「検討するから、こういう条件の見積りくれない?」など、具体的な案件化までのプロセスです。

では、ブランディングとは何でしょうか?簡単に言うと・・・

ブランドを作り上げるプロセス

です。つまり、ブランド作りがブランディングです。

マーケの得ダネでは、さらに踏み込んで・・・

事業者や商材(製品・サービス)を他社から差別化する統一されたプラスの良いイメージを創出するプロセス

と定義します。それは企業イメージでもありますし、企業名やロゴ、デザインなどからも連想されるイメージでもあります。マーケティングやセールス(案件化後、顧客化や成約するまでのプロセス)にも大きく影響し、貢献するものです。

 

■客が貴社を見てイメージするものはブランディングではない

ここで質問があります。

今、貴社の社名を誰かに伝えて、その人がイメージするものとは何でしょうか?

そのイメージこそがブランディングと思っている方も多いようですが、それはブランディングでもブランドでもありません。なぜなら、ブランディングとは

創出するもの!

だからです。つまり事業者が、客やマーケットに意図的に持たせようとする、その事業者を差別化するために統一化されたプラスの良いイメージです。つまり事業者が創り上げるものです。

一方、誰かが社名や商品からイメージするものは。その時点での単なる企業イメージでしかありません。「何それ、知らない」であれば、それが素直なイメージです。また、「この会社クールだよね」であれば、それもまた、その時点での企業イメージです。人それぞれ、違うイメージを持つかもしれません。それでは単なるイメージで、ブランディングができている、というものでありません。ブランディングなしで出来上がったイメージはブランドとは呼びません。

 

■ブランドはどうやって創り出せるか?

ブランディングで大切なのも「統一化されたイメージ」です。そして、それが「自社を差別化するプラスで良いイメージ」でなければ、マーケティングにもセールスにも、プラス効果をもたらすことはありません。

つまり、「他社から差別化する統一されたプラスの良いイメージを創出」できなければ、ブランディングに成功したとは言えません。

ほとんどの人やマーケットは、企業のイメージに関して無関心ですが、しかし、放っておくと、人やマーケットが勝手なイメージを描くことがあります。そして、それがその企業のイメージとして定着することもあります。いいイメージならいいですが、悪いイメージが定着すると、ちょっと厄介で困りものです。ブランディングを難しくします。

では、どうやってブランディングするのでしょうか?ブランドはどうやったら創り出せるのでしょうか?

この質問には、また次回の記事でお話ししますが、まずは、一つだけお伝えしておきます。それは・・・

繰り返し露出すること

です。これはマーケティングの基本でもあります。また、同時にブランディングの基本でもあるのです。そもそもマーケティングとブランディングは切っても切れない関係です。ブランディングはマーケティングの一部とも言えますし、マーケティングもまたブランディングそのものとも言えます。

次回の記事ではアップルのブランディングを考えながら、そのブランドの創り方に焦点を当てます。

 

シェアド・コンテンツマーケティング(SCM)は、企業のブランディングに大きく貢献するマーケティングの施策です。十分なマーケティング予算を確保できる事業者はブランディングにも多くの予算を割きます。ブランディングはマーケティング効果を大きく高め、セールスをし易くし、成約率アップにも貢献します。

しかし、資金などリソースに限りがあるスモールビジネスの事業者は、残念ながらブランディングにほとんど予算を割くことができません。シェアド・コンテンツマーケティング(SCM)は、そんなスモールビジネスの事業者でも簡単に、そして何度でも頻繁に自社のPBブログを発信できますので、繰り返し自社を露出し、ブランディングを行うことができます。



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